第215回 佐保カルチャー報告           2014年11月13日(木）

「飛鳥の歴史と遺跡　講演と遺跡巡り」を開催しました。

　法華寺でとても興味深い講演「光明皇后とその時代」をしていただいた舘野和己先生に、今回は飛鳥寺研修会館修徳坊で「飛鳥の歴史と遺跡」と題してご講演をしていただきました。日本書紀と続日本書紀から崇峻天皇、推古天皇、舒明天皇、皇極天皇、孝徳天皇、斉明天皇、天武天皇、持統天皇の各御代の件から、飛鳥の遺跡と関わりのあるところを拾い出し、解り易くご教授していただきました。その後、秋色濃い飛鳥の里に点在する遺跡（亀型石造物、酒船石、飛鳥板蓋宮跡、水落遺跡）と飛鳥寺を先生の案内で廻りました。石造物を前にすると往時の天皇（すめらみこと）や皇子（みこ）や皇女（ひめみこ）の気配が届きそうでした。早い日落ちに急かされて、「石文化飛鳥」を味わう時を惜しんだ半日でした。贅沢な時間を頂戴した舘野先生に、そして、ご参加くださったみなさまに感謝申し上げます。